#1138 0.9Lターボと5MTに感じた、必要にして十分と、国産モデルの今後。

 ここのところ0.9Lターボ+5MTモデルのロングインプレをしています。これが、いい。スポーティを謳っていないんですが、十分にスポーティ。エンジンは爽快感には届いていないかもしれませんけど、必要にして十二分のパワーを持っていまして、ってか、MTですから、パワーの引きだし方、つまりセレクトはドライバー次第ですから、まーったくもって問題なし。ターボラグ? ありますけど、ラグと指摘するほどのウィークポイントにはなっていません。高回転まできっちりと回るとか、パワーが垂れないとか、そんな表現をするには、少々の不足はありますけど、NA的なフィーリングにあふれていまして、十二分。
 サスペンションもトレース性を強く感じるもので、って、ゴルフ7のようなトレース性能とまではいきませんが、その緩さと価格、そしてタイヤサイズも相まって、バランスのよさを感じ取れます。シートはあえてどうこういうまでもなく、いい。体をすっと引っ張り込むようなフィーリングに長けていまして、快適性とホールド性をよくバランスさせています。
 そうなんですね、十分なんです、十二分なんです。燃費も的婦負に運転していると、20km/Lオーバーします。画像は、近所を燃費運転した際のもの。そうですか、26.3km/Lいきますか、って感じ。ま、強いてウィークポイントを強いて挙げるとすれば、アイドリングストップからの復帰時の始動音、低速でのハンドリングのオンセンター部の曖昧さぐらい。でも、そんなの、運転の楽しさを感じ取れると、どうでもいいことに思えてきます。
 それにしても、エンジンのダウンサイジング化は止まるところを知らず。トヨタはようやく1.2Lターボユニットをデビューさせましたが、すでにゴルフは0.9Lターボへとひと足どころかふた足ぐらい先を走っています。さて、日本の自動車メーカー、どうするんでしょうか、と思ったら、660ccターボがありましたな。って、こうなっていくると、もはや軽自動車のエンジンを搭載(共用)しながら、ボディは登録車サイズなんて、クルマが出てくるってことでしょうかね。ってか、そうなっていくんでしょうな、きっと。

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